二三日ではとても終わらない。
と同時に報恩講の準備をしなければならない。
親父が報恩講の準備で忙しいやろとか
ろうそくを~にしよとか
報恩講に重ならないようにしなければ
とか言っていた。
香奠の名簿を作成していて、親父の友人で私の知らない方たちが数名居られた。
そういう様々なつながりは親父だけしか知らない。
数人の方が、ちゃんと世話をしたからきっと慶んでいると言われた。
親からの恩というけど・・・。
通夜の晩に気がついたのが、
親父からの贈り物を親父に返せたとは到底思えない。
いや、返してはならないものだと思う。
それはこれからの人たちに贈るものなのだから。
「浄土へ往ったら謝りたい人がいる」
そう叔父に語ったという。
もう謝ったのかしら。