苦界浄土

100分de名著で石牟礼道子氏の「苦界浄土」を見ている。

いつも涙を流しながら見ている。
写真と朗読が心を打つ。

私たちは
人間の目でしか見ていない
そして、
生きているものの目でしか見ていない
また、
今しか見ていない
さらに、
中央しか見ていない

生きとし生くるものの目
死者とこれから生まれてくるものたちの鋭い眼差し
過去を見つめる目
辺境から見る目
それは浄土からの眼差し。

苦界浄土となぜ名づけられたのか。
深い魂。