三回の誕生日

気がついたら6月になっていた。
一昨日はプチ法話会。
そこで聞いた話。

私たちの誕生日は三回ある。

一回目は母と父に呼ばれた日。
 所謂誕生日

二回目は回心の日。
 それまでの自分を懺悔し、仏の願いに応じる生き方をする日
 仏教で言うと正覚(=成道=さとり)を得た日
 それは、まるで生まれかわったと同じであるから。

三回目は往生の日。
 浄土に生まれて、先に生まれた懐かしい人と出会う日。

「先に往って待ってる」という言葉は、励ましであり、生きるよすがであり、勇気を与える言葉である。

この娑婆での誕生と生活は、全て仏よりの預かり物を使っての生活であった。
3回目の誕生日には、この身体も返して、よくぞ使わせて下さったと感謝。

これが迷わなくてもすむ道である。