魂から霊魂・・・意味世界と心霊現象

なごみ法話会で、魂の話(臨死体験やお迎え現象)をしたら、二人の方から質問があった。
いずれも、ご自身の心霊体験をどう解釈したら良いのかという質問だった。

私としては霊魂ではなく、あくまで魂のことを話したつもりだったが、
質問された方は、自身の体験した心霊現象(ポルター・ガイスト、霊を見た)や夢をどう考えたら良いのか、
と尋ねられたのだ。
魂の話しが霊の話に変わっていたと感じる。

30名ぐらいいたので、そのうち2名ということは、割合としては少ないが、
わざわざ質問をされた方以外に、質問できなかった方もいると思うと、もっと多いのかもしれない。
法義のことで質問をされる方はいないが、心霊体験のことを話される方は必ず一割ぐらいいる。
なかなか聞いてもらえないのだろう。

私自身は心霊体験にはあまり興味がないが、そういう体験をされた方は不安に思われるのだろう。
その気持ちも含めて傾聴する。

意味世界というのは、心霊現象も含まれる。
そもそも人間の認識はかなりあいまいだから、そういう現象が起こっても不思議ではない。
でも、その意味を解釈することはかなり難しい。
悪く考えるか、それとも良い方向に転化するかはその人の生き方によるから。

生き方というのは考え方であるから、解釈にすぐに顕れる。
その現象をどう解釈するか。
どうやらそれが生き方のようである。