「意味宇宙の地図」と「伺察心」

久しぶりにジオジェブラ・ブックでないページを作成した。
 
227、三角形幾何学への誘い ・・・三角形をめぐる「意味宇宙」の地図  (2016.3)

ここ半年の成果をまとめたもので、
3日ほど前に、今まで取り組んできたことはどういうことだったのかと考えた。
そして、「意味宇宙の地図」を描いていていて、HPにまとめる気になった。
 
地図を描いていて気がついたのは、前にやったことと常につながってくること。
先へ行こうとしているのだが、それはもうすでにやっていることに気がつく。
だから、地図を描くと循環しているのであった。
したがって、HPには、考えた順番ではなく一番最後に取り組んだことから書き始めた。
 
いずれにしても、三角形という最も単純な形からこんなに多様な世界が現われたことに驚いている。
 
 
国会図書館から借りた「真宗の往生論」の返還日が明日に迫っている。
この本は買おうと決めた。
そして、今回、仏教と数学を同時に進めた。
今までは、数学は数学、仏教は仏教と別々に取り組んできたが、
9点円の問題の頃からつながっていると感じるようになり、
数学の問題を考えることが、仏教の修学論と結びつくということが度々あった。
 
仏教は修学論が必ず中心にある。
その修学の目的はもちろん覚りであるが。
その中に、修学する6つの心の段階というのがあった。(6心)
 
1の根本心は、まず経の題名を対象とする心である。
次は、随観心で、経の句に随って考える心。
そして、3つ目が伺察心で、意味と文字とを伺察する心。
この伺察とは、神仏の意見や指図を得ようとしてたずねることで、
 
○寄せ集め、数え上げること
○数え上げたものを計量すること(把握する)
○量(論理)によって考察すること
○観察する、数え上げ計量し考慮した意味を観ずること
 
の4段階がある。
さらに、4は決定(けつじょう)心で、3で明らかにした相を決定する心。
 
というように続く。
なるほどと感じた。学ぶためには心が大切なのだ。
そして、発見するだけでなく、その「意味を観ずる」という所が、私の言う「意味宇宙の地図」を作る事にあたる。