ロープの結び方

風邪がまだ治っていないのに、間伐講座と仏教女性会が続いた。
 
間伐講座の方はロープワークだった。
以前、「結び目の数学」をやったが、
その時に出てきた「8の字結び」とか「もやい結び」「ブレイクスヒッチ」「ぐるぐるまわし」(私の適当な命名)・・・
などを教えてもらった。
 
ところがすぐに忘れてしまう。
身体に覚えさせようとしても、2~3日使わないとすぐに忘れてしまう。
そこで、理論的と譬えで覚えることにした。
例えば、「もやい結び」は親子の譬え(子は常に下へ)と力の平行四辺形の方向で。
このもやい結びはとても応用が広く、3種類の応用を教えてもらってなるほどと感心した。
 
結び方はいろいろ考えられるが、こういった結び方はまずほどけない。
そして、安全で、簡単で、力が均等にかかり解きやすいという特徴を持っている。
つまり、使いやすいのだ。
そして、何よりもきれいだ。
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これが「もやい結び」。
私たちが知っている結びは、「本結び」で、そこから「はた結び」が出てくる。
「もやい結び」は「はた結び」の変形だと思う。
 
そう考えて、いろいろやっているうちに発見したこと。
結びの玉の数で結び方を分類できる。
左から「つゆ結び」、「もやい結び=はた結び」、「叶結び」
玉の数を見ると、2、3、4となっている。
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つまり、つゆ結びが一番小さい。
叶結びは念珠作りで使い、最後に結ぶのをつゆ結びで行っていたことや、
はた結びともやい結びが同じであることを発見したことがうれしかった。
 
伐木の仕方で、木の重心や倒れる時間のことが気になって、調べ始めたら、一日が終わっていた。
木の重心は円錐と考えて、下から4分の1のところ。
でも、枝がある。
枝がダビンチの法則で出てきているとすると、重心は真ん中である。
とすると、4分の1のことろから4分の2までの所に重心があるということになる。
 
次は、長さが2倍の棒を買ってきて、倒れる時間を測ってみた。
これをやめようと思っていたジオジェブラでシュミレーションしてしまった。
結論は、振子と同じで、時間は長さのルート倍に比例している。
 
林業は総合科学であることがわかった。
また新しい世界が広がってきたようである。
 
  棒の倒れ方・・・棒の長さでどう違うか?
  振り子の運動・・・紐の長さでどう違うか?
  落体の法則と斜面・・・ターレスの定理を使った斜面を落ちるシュミレーション
 
これらは全て、長さ:時間(速さ)=長さ:√(長さ)となっている。
つまり、長さが4倍になると時間(速さ)が2倍になる。