「いま」とはいつなのか

ヒヨドリムクドリとカラスと雀が数十羽きて、一日でひとつ残らずサクランボを食べつくした。
 
今朝は下に落ちているサクランボをヒヨドリムクドリが食べている。
彼等は、木の枝にある時は、拾おうともしなかった。
 
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さっき夢の中で、今とは何か不思議に感じていた。
それを思い出そうとして書いていたら、ますます不思議になってきた。
 
ある時は、時間の流れの中でたまたまな時である。
だから今はいつでもであり、特別な時間ではない。
偶然的な時なのに、今が特別と感じるのはどうしてだろうか。
 
過去の歴史の中で生きてきた人の今を、私は想像することができる。
でも、その今は未来が存在している。
今は、未来はわからない。
未来がわからないという意味において特別なのだろうか。
 
ここまで考えると、この構造は「ここ」や「わたし」と同じことに気がつく。
 
   いま   ―  ここ   ― わたし
  いつでも  ― どこでも ― だれでも
   過去   ―  ?    ― ?
   いつ   ―  どこ   ― だれ
 
いつでもは今を含む。
「いま」は「いつ」なのだろうか。
 
無量寿」とは無限の過去と無限の未来を含んでいる。
今とは、無限の過去と無限の未来を含んでいる有時なのだ。