先走る脳よりも身体の声を聴く

雪下ろしをしていると、面白くてつい夢中になってしまい、無理をして息と心臓が苦しくなる。
苦しくなると、ハアハアいって休まざるをえない。
仕事ができる人は、ゆっくりとやるテンポを心得ている人なんだろう。
 
身体にはゆっくりとやればいいと分かってはいるのだが、脳の方が先走るのだ。
どうも脳は先走る傾向があるようだ。
それは、雪下ろしだけではない。
脳の方が先走ることを知っているひとは、身体の声を聴く。
ハアハアいっている身体の声を聴かなくてはいけない。
先走る脳は暴走することもある。
暴走を止めるには、脳の言うことではなく、身体の苦しみや悲しみを聴くことしかない。
 
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久しぶりにエチカを読んでいる。
宇宙は宇宙(自体)をどうして認識できるのか?
この認識する宇宙とは人間であるが。
以前から不思議に思っていたことだ。
 
この宇宙は認識する人間を造りだした。
その人間は宇宙の創造をも認識するようになった。
エチカには、思惟は宇宙の属性である(宇宙は思惟するもの)と書いてある。
我々はこの宇宙の属性だから思惟すると。
逆だったのだ、人間が宇宙を思惟しているのではなく、宇宙が思惟しているので、私(人間)が思惟しているのだ。
なるほどと思う。