「合理的な神秘主義」に導かれて

一つの本がいろいろな行動を生み出すのは久しぶりである。
次から次へとやりたいことが浮かんできている。
それも、今までに自分がやって来たことを見直すような方向へ。
 
その本は、「合理的な神秘主義 ― 生きるための思想史」安冨歩
今、図書館から借りているが、購入しようと思っている。
 
これからしようとしていることが書いてあるのではない。
当然ながら、しなければいけないことなどは決して書いてない。
これからするべきことが自然に浮かんでくる本なのだ。
 
やりたいプランはいくつかあるが、今とても惹かれているのが清沢満之
2年前に、今井仁司氏の「清沢満之の思想: 今村 仁司」を購入して一度読んだが、再読している。
当時は見えなかったことに新たな光があたり、新しい視点がみえるようになっている。
彼の全責任主義と無責任主義にはとても惹かれるものがある。
そこから、回心の構造が見えてくる。
そして、縁起の思想と論理の再考。
 
さらに、スピノザ
清沢の論理をスピノザがエチカの中で表現している。
エチカはずっと前に「神の存在証明」を書くときに読んだが、
あそこに書いたことは焦点が全くずれていた。
 
私たちの魂は植民地化されている。
近代や現代の様々な権力によって。
私のやりたいことは、その権力との戦いである。
その権力は私の中にもあり、それと戦わずしてはやりたいことは自己満足になってしまう。
 
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