「マッサン」安芸門徒とキリスト教と他力

今「マッサン」をやっている。
マッサンの広島の実家には立派な仏壇がある。
安芸門徒なんだろうか。
エリーはきっとキリスト教徒だから、仏壇との関係はどうするのか。
エリーが仏壇のことを聞かないはずはない。
「仏壇は何か?」「なぜここにあるのか?」「何をするところなのか?」・・・
 
放送では出てこなかった。
これが出ると面白いと思うのだが。
 
でも、一つ両方をつなげる歌が出てきた。
マッサンが鴨井商店に就職したことを伝えに広島に行き、帰るときにエリーが歌う。
 
「この広い海原を泳いで渡ることはできません。
 神様、私たちに小さなボートを下さい。
 二人で漕いでいきます。」
 
ウイスキー造りのためのボートを渡されたことを喜ぶ。
この歌を聞いた時、「阿弥陀の救いの大船にのって娑婆を渡る」という、七里恒順師の話を思い出した。
 
小さなボートは漕ぐということではまだ自力的だが、いずれにしても船であって、
顕示難行陸路苦 信楽易行水道楽
を示している。
宗教の違いを同じ他力で結びつけている。