「解釈改憲の撤回を求める宗教者の思い」

郡上・九条の会の講演会があった。
 
テーマは、「解釈改憲の撤回を求める宗教者の思い」
―戦争責任を明らかにすることの大切さ―
 
講師は石川勇吉さん
 
宗門や僧侶が犯した過ちをきちんと見つめること。
お話の中に、次の言葉があった。
 
「尽十方無碍光如来智慧の光は、戦争を生み出す人間の無明を不断に照らし続けているのです・・・」
 
「戦争を生み出す人間の無明」・・・私たちはその無明の真っただ中にいる。
「無明」とは愚かさであり・怒りであり・むさぼりであり、知ったつもりになっていることである。
私たちはそれを無明だとは気がつかない。
この無明に気がつき、
この無明を見つめ続けること、
目をそらさないこと、
 
私たちは自分が愚かな凡夫であるということを知ること。
それが、智慧の光に照らされるということ。
私たちの愚かさ・いかり・むさぼりに気がつくことは、最も智慧があるということなのだ。
 
 
先日収穫したクルミをやっと種にした。
クルミの実は触ると、手が真っ黒になる。
その実をとり、さらに固い殻を割らなければ、クルミにたどり着かない。
私たちの無明も同じようなものである。
 
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