ユクスキュルの環世界

朝から連研のメモ作り。
いつものことだが、不安を持ちながら本番へ。
連研は15名の参加。
時間が足りなくなったが、多くの方のご協力で何とか終えることができた。
とても疲れた。
 
出かける前に、夕べやっていたTVのビデオを見た。
「哲子の部屋…人生を楽しくする哲学」
ユクスキュルの環世界を取り上げていた。
ユクスキュルについては以前から知っていたが、
それは仏国土と同じだと初めて気がついた。
 
ユクスキュルは「すべての生物は別々の空間と時間を生きている」と言った。
人と人であっても同じように全く別の世界に生きている。
それぞれが別の世界に生きている。
だから、本当にわかり合うのは難しい。
それを乗り越えるのが人間だけが持つ「学びのチカラ」(環世界異動能力)という。
 
あなたが住んでいる世界はあなただけの世界。
それは、仏国土と同じだ。
仏法の場合は、そこに浄土や仏を設定する。
分裂している私たちの実態を統一する一如の世界を想定する。
 
哲学では、人はバラバラな世界を生きているが、
学びによってバラバラな環世界をつなげる可能性があるという。
 
同じことのように思えるが、その「学び」はどのようにバラバラな環世界をつなげることができるのか。
また、どのような「学び」だったらつなげることができるのか。
そこが大事なことだと感じた。