八幡神社天満宮の算額の第4問

不思議なことに出会いというものはことを一気に進める働きを持つ。
 
昨日は天神祭菅原道真の命日)で天満宮で神事があった。
東京から米山先生がみえるという連絡を受けて、途中から参加した。
天満宮のご神体を初めて見た。
 
そして、米山先生にいろいろ質問をした。
米山先生がなぜ八幡に来られるようになったのかは、算額の年号を確かめるためであった。
そういった話を聞きながら問題について質問した。
最後の4問目の問題は、答えが間違っているのではないかとお聞きしたら、
著書を示され、合っているといわれる。
見ると、問題を読み間違えていたのは私の方であった。
回転楕円体の体積を引かなければならなかったのである。
それまではなぜ矮立円が描かれているのかわからなかった。
 
この問題の作者宮川孟弼は別の資料によると浅野孝光と書いてあった。
それでやっと気がついたのだが、大垣の算額に浅野孝光の弟子の算額がある。
どうやら浅野孝光さんは大垣の方らしい。
その方が、なぜ八幡神社に奉納されたのか疑問は残る。
米山先生の著書「和算の解法―美しい幾何の問題を解く楽しみ」をお借りした。