講演会「原子力発電所―現場で働く人々の実態」を聴き、
映画「チェルノブイリハート」を見ました。
講師の斉藤征二さんによると、科学の粋を集めたと言われる原発が
配管(百万個以上の部品)やその工法が何ともお粗末なもので、とてももろく、
膨大な人数の労働者が必要であること。
その労働者の仕事や被爆の実態は、点検で10万人/日。
ヤクザがいなかったら原発は成り立たない・・・
ピンハネは構造的なモノ。
全ての原発は停止し廃止しなければならない。
・・・
生々しい現場でしかわからない話を聞きました。
「チェルノブイリハート」は涙を何回も流しながら
子どもたちの障がい、高校生の食べ物による内部被ばくと甲状腺がん。
彼らのきれいな目を思い出すと今でも涙が浮かんできます。
眼をそらさずに最後まで見るのが、
私たちが今できることだと思いながら見ました。
身体が不自由な子どもの笑顔や、
家を失い病気になった若者の悲しみは心をうちました。
9条の「改正」の向こうには原爆製造が射程に入っています。