「はかない」憲法記念日

連休は忙しくあっという間に終わってしまった。
ブログを書くゆとりもなく時間だけが過ぎていく。
 
忙しいときは夢中になっているが、
終わってしまって少しゆとりができると、
何だか虚しくなる。
 
「はかない」という言葉がある。
「はか」は計・量・果・捗というような意味。
やり終えた量、割り当てられた分担、目当て等をいう。
 
それが無いわけだから、
量れなかったり、果が無いということになる。
量れないとなると無限だが、この場合は少し過ぎて量れないだから有限である。
 
「目当てが無い」という意味も結構深い。
いろいろ自分の仕事をやってみたけれど、「はかなし」となる。
 
どうやらこの言葉が一番ぴったり。
 
5月3日は憲法記念日だった。
安倍首相は最近96条を変えると盛んに言っている。
それは3分の2から、過半数で変えられるということらしい。
簡単に変えられるということは、憲法を変えるハードルを低くするということだが、
憲法を簡単に変えることができるとすると、
その時の選挙で選ばれた政治家によって簡単に変えられるということになる。
最近の選挙はほとんどが人気投票のようなものだから、
その時の国民の気分によって憲法が変えられるということになる。
 
それをしようという意図は予想はできるが、
なぜ回りくどくしかも、簡単に変えれるという方向を選ぶのだろうか。
これだと、日本国民の過半数が賛成でなくても
憲法を変えることができることになる。
それはまずいことではないのか。
 
憲法が「はかない」モノとなってしまう。