160年前との対話

郡上八幡神社にある160年前の算額の問題を考えた。
 
問題を解読することができなかったので、
インターネットを使い、国会図書館で文書をコピーしてもらって
送ってもらった。
 
算額は、問題と答えと計算の仕方が書いてある。
 
問題さえわかれば、現代的なやり方で答えは出せるのだが、
計算の仕方は、公式になっている。
このやり方まで解読しようと考えて、
いろいろやったら、午前中で終わらず、
解決の見通しがわかったのが1時ごろ。
 
まるで、160年前の人との計算を解した対話のようであった。
 
いくつか気がついたのが、現代的な計算方法は、
答えが出ればよいと言うもの。
それに対して、和算では公式までを考慮する。
そのやり方は文字を使うよりもかえってわかりやすいことに
気がついた。