回折格子としてのCD

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ヒッグス粒子の話の前から、大栗博司氏の「重力とは何か」を読み、「超ひも理論入門」を読み、さらに、ファインマンの「光と物質の不思議な理論」を読み始めた。
 
ファインマンの本には光の不思議な性質について書いてある。以前、最小作用の法則を「アリスの散歩」にまとめたが、それを見事なレトリックによって説明している。その中に、回折の意外な説明がしてあった。それは、光はすべての方向に反射しているが、それを確かめる方法が回折格子を使うことであるという。
 
例によって、すぐに確かめたくなり、CDを持ってきていろいろ観察した。確かに普通の反射以外に光を反射している。その時に光の波長によって反射の角度が違うと説明があった。
CDで確かめると、角度が大きい方が赤い色になると思うのだが、本には逆に書いてある。
なぜだろう。