「長谷観音堂」の算額を発見

以前書いた算額の写真を探したけれど見つからなかった。
「算額アーカイブ」と「コミュニケーション的理性」
番組では金峰山長谷寺と書いてあったので、色々調べてみたけれど、それらしき算額は無かった。数日間検索していたら、たまたま引っかかった「長谷観音」の算額を見つけた。

この問題の元の算額

薄れていてはっきりとは見えないなと思っていると、下に復元したものがある。
この問題に取り組んだ人(当時中学生)たちがいたんだ。
それの「術曰(術に曰く)」を見ると、大円と小円と全円という文字が見える。
この全円というのが△ABCの内接円であって、補助円として使っている。
この算額を見ないで解いけれど、全円を書き込むことは自然だった。
ちなみに全円の半径さえわかれば、鉤股弦の長さは簡単に求めることができる。
算額の作者渋谷平太夫師も、同じ方法で解いたということがわかった。
私も苦労したから喜びが共感できる。
(ただ、これは直角三角形なので、3直径と3斜辺は比例するのは当たり前)
222年前にこの問題を解いて書いた人と、十年前にこの問題に取り組んだ人たちがいたのだと思うと何だか嬉しくなる。

「鉤股弦の定理」という字を見てふと感じたのだけど、和算家は三平方の定理を円に内接する直角三角形と認識していたのではないか。


今日は一日かけて栗の皮を剥いたり、ゆでて中を取り出したりしていた。
栗キントンも今までで一番おいしかった。
虫の穴があっても、すぐなら中は新鮮なのだということがわかった。

漆喰が届いたので、寺の外側の漆喰塗りをした。
下に落ちた漆喰の始末の方が大変だった。
東側は一応終えた。後は西側と中。