「雪降し」と「東海北陸地区セミナー」

午前中は雪下ろしで終わった。
午後からはオンライン学習会。
雪が降らなければ現地へ行くつもりだったけど、
この雪をほかっておいていくわけにはいかない。
最初に大屋根から一階の屋根に落ちてきた雪を落とした。
軽いと思ったら意外と重い。

次に庇まで届いていた裏の雪を除雪機で飛ばした。
これだけで4時間以上かかってしまった。
でもそのおかげで通路の屋根の雪を降ろすことができた。

1時から東海北陸地区セミナーにオンラインで参加
足立先生の『「我が校の伝統」を捉えなおす—教師として思考停止に追い込まれないためにー』を聞いた。
とてもわかり易く、私自身の思い込みを考え直すことができた。
例えば、「報恩講」という「伝統」をどうとらえたら良いのか。
考えるフォーマットを教えてもらった。
このフォーマットの特徴は「生命を滅ぼす」視点と「生命を与える」視点をしっかりと持つことにある。

論点 必要な省察 生命を滅ぼす方向の抑止 生命を与える方向の促進
議論の前提 歴史的・地域的・文化的事実    
外形的行為」と態度表明 その「外形的行為」に対する態度表明のしかた 自由な態度表明ができるかどうか 態度表明の仕方が適切か
内側と外側 その理念は外部に対しても適切か 批判や指摘を受け入れられるか 理念や外形的行為の価値を言語化し表明・応答ができるか
中心と周辺 中心は?周辺は? 周辺から中心への異議申し立ては 周辺の本音を掬い取ることができるか
開くことと閉じること 参加と離脱の自由性 参加と離脱が自由か 集団への参加を呼び掛ける
推進力と方向性 その推進力と方向性は制御可能か 諸個人の生命を抑圧していないか 集団成員の生命の発展に寄与しているか

 

オンラインが終わった後も5時まで屋根の雪下ろしをした。
二日ほど家を空けていたら、玄関にたどり着くのに胸まである雪を漕いで行った。