総代の方が、「荘川のおばあの作った栃餅はうまかった。あれをもう一回食ってみたいと思って栃の実をとってきた」と語り始めた。
栃の実のアクをとる為にいろいろな工程があるけど、「最後に楢などのかな木の灰を混ぜた水につけておく」楢の灰なら毎日できるけど、イチョウも燃やしていると言ったら、イチョウは針葉樹だから混ざったのはだめだと言われた。
ストーブに焚くときにいろいろな木を一緒に入れている。だから灰も混ざってしまう。としたら、燃やす木を分けて灰をとってみようと思い、まずはイチョウの木の灰を集めた。それを朝ビニール袋に入れて「イチョウの灰」と書いて取っておいた。
次は梅の木の灰だ。これらの梅の木だけを燃やす。
どうせ燃やして灰にするのなら、灰も分けたら何か生まれるのではないかと考えたのだ。一人で暖をとると薪を消費しているのは勿体ない。何かを生産しなくてはと思ってしまうのであった。
灰は焼き物にも使える。