「言い換えの法則」を共有すること

昨夜は一睡もできなかった。
寝むるのをあきらめて「はまぐりの数学」のページを書いた。

「言い換えの法則が分かれば互いに理解できる」というのがローティの主張だけど、
これは私で言うと「別のモデルに置き換えればわかる」ということで回り道の法則

私の場合は「わからないことがわかる」という個人の問題だけど、これを「人々がわかり合えること」に拡張したものだ。
Aさんのある概念をBさんの言葉に「置き換え」ることができれば理解できる。
だから「言い換えの法則を共有することが大事なのだ。
私にとってこのことはとても理解できる(回り道モデルに置き換えているから)。

そこで数学オリンピックの問題の証明をまとめたいと考えた。
もっと言えば「証明するということは回り道でいうとどういうことだろうか
と明らかにしたかったのだ。

証明と仮説・・・数学オリンピックの問題の証明とアルファ・ジオメトリー 

実はAIに証明させているのも置き換えているのだ。
ただし、AIの置き換えと人間の置き換えは根本が異なっている。
人間の置き換えは身体と結びついているけどAIは言葉の海を漂流しているだけ。

ローティの説明で問題が一つある。
「対蹠人のたとえ」でローティはクオリアを否定しているように感じる。
これだとAIの証明と人間の証明は同じということになる。
私は感情や感覚の持つクオリアこそがAIと人間の違いだと感じている。

仮説(設定法)と論理(思考)の違いについては次のページで考察してある。

科学における「正しい事実」とは

朝が来たけれど眠気が起こらない。