Regenerative=大地再生=いのちの再生

初めて辻信一さんの話を聞いた。

星の王子様の友だちの話で涙が出てきた。
忘れていた。
友だちになったキツネとの別れの時を迎えて泣いてしまうというキツネに王子さまは言う。「(友だちになっても)なんにもいいことはないじゃないか」と

「なんにもいいことはないじゃないか」とは、言いかえれば、「友だちになっても得なことは何にもなかった」、つまり、「友だちになったのはムダだった」ということ。そんなことを言う王子さまを、キツネはやさしく諭すのだ。きみと別れたあとも、小麦畑を見るたびにきみのことを思い出し、幸せを感じることができる。・・・・「あんたが、あのバラの花をとてもたいせつに思っているのはね、そのバラの花のために、時間をムダにしたからだよ」

「金持ち」は豊かか、「時間持ち」が豊かか
時間をムダにすることで「世界が初めて意味を持ち始める」
地球温暖化対策のために、今年の畑は「ハチドリのひとしずく」=「土壌が被覆されている状態」をめざすつもり。

午前中の「さんさんハウス」での交流会では、地域食堂の話の中で子どもたちが活躍したという実践例が出た。
辻さんの本「ナマケモノ教授のムダのてつがく」の中に、「子どもたちを育てるにはひとつの村が必要」というアフリカのことわざをひっくり返して、「村を育てるには子どもたちが必要」という言葉が出てくる。これだと思った。