The Man Who knew infinity

つれあいが「Gyaoはあと六日で見えなくなるから見たら」と電話をくれたので見た。
ラマヌジャンの映画で邦訳の題は「奇蹟がくれた数式」
原題の「無限を知った人」の方が良いと思った。

ラマヌジャンのことはハーディーの本(何ていう題だったのか忘れた)で知った。そこで出てくる1729が映画のどこで出てくるのか楽しみにしていた。
この数字は次のエピソードによる。

「乗ってきたタクシーのナンバーを見たが 1729 だった.特に特徴のないつまらない数字だったよ.」 これを聞いたラマヌジャンは,即座に次のように答えた. 「いいえ,それはとても興味深い数字です.なぜならそれは 2 通りの立方数の 2 つの和で表せる最小の 数だから.」

別れの場面だった。なぜか無性に涙が出た。

非認知的スキル」という言葉をようやく使えるようになってきた。
これは暗黙知の一種だから直接言葉では表せないと思っていたけど、使ってみるととても便利だ。子どもの頃にこのスキルを身につけると「発達」に大きな影響を与えるという。

発達心理学という分野があるくらいだからこの発達という言葉は大事なのだけど、改めて何だろうと考えてしまった。
そして浮かんできたのが(ナマギリー神が教えた)「発達=拡張」ということ。

例えば、数学のある定理の拡張=認識の深まり=発達

ここ一か月ほどバートランド・ラッセルの幸福論を再読している。昔読んだけどで理解できなかったので。読んでいるとわかるところがある。

「できなかったことができるようになる」
「わからなかったことがわかるようになる」
これを発達というなら数学の拡張と同じと考えても良い。

でも、「できなかったことができるようになる」ということは、必ずしも良いこととは言えない場合がある。(敵基地攻撃能力?)
大事なことはそれがやるだけのねうちがあるのかどうかである。
そのねうちがわかることが非認知的スキルの最も大切なことではないだろうか。

ハーディが言っている。

私の創造物ではない。