雪の記録

今年は2月にたくさん雪が降った。
こんなことは覚えがない。
村史を見ると、「郷土の災害と倹約令」という節がある。

天文21年(1552年)
霜月23日から雪が降りだし、冬中の雪が3丈(9m)余り積もった。
春になって更に六尺(1.8m)積もった。
この年は雪が農事に差し障りがないかと心配されたが雪消えはとても早かったという。

(この記録は長滝寺文書の中の経聞坊文書の中にある。60年以来の大雪と書いてある。明くる正月に6尺。これすごいことだから記録したのだと思う。)

明治14年にも11月から春にかけて大雪。
二階の窓から出入りをしたと記録にある。

水害や地震で山抜けがあり、長良川がせき止められて流れを変えたことが度々ある。
そのほか震災、大飢饉、冷害などが記録されている。

私の記憶にあるのは五六豪雪
1980年(昭和55年)12月から1981年(昭和56年)にかけて3mは積もったと思う。
毎日雪下ろしをして疲れ果てた。
長女がまだ乳児だったことを思い出す。