薪が少なくなってストーブを使うのを控えているのでとても寒い。
停電の時の用意と誰か来た時のもてなしのために少し残しておくつもり。
大寒を迎える前に薪をほとんど使ってしまったのだ。
思うようにならないものだ。
『まもなく夏休みを迎えるため、幸子の生活リズムが乱れていることが気がかりだった担任の水口は、彼女と一緒に休み中の予定を立てることにした。
乱れの原因の1つは、あるアバターコミュニティーアプリである。「アバターコミュニティーアプリ」とは、ゲームの世界(仮想空間)にもう一人の自分を存在させ、好きな服を着せたり、部屋を作ったりして実際に生活するというものである。もちろん、ゲームの中の住人と対話することもできる。そのため,性別,年齢,国籍は不明であるが、アバター(自分の分身)を通して、同じアプリをしている世界中の人間をつながることができる。幸子が交流をもっているアバターは深夜しか参加していないため、生活リズムの乱れは現実世界よりも仮想空間を優先していることを意味する。
水口は、自分がゲームに熱中して引きこもっていた経験から彼女の仮想空間に一定の理解を示しつつも、依存しないよう諭した。ところが、彼女はある高校への進学希望の話をし始めた。その高校にどうしていきたいのかと聞いたら、アバターで参加しているグループの人たちに教えてもらったからだという。そのグループは年齢も性別も異なった人たちだ。』
物語風に書き始めたが、アバターによる仮想空間と現実の学校や家庭との関係がどの程度表現できただろうか。
実は学校だって現実世界に適応するための仮想空間だ。
家庭だって「仮面家族」などという言葉があったように「想像の共同体」だ。
そう言ってしまうとこの現実とはすべてが幻想ではないかと思えてくる。
では、「リアル」って何だろうか?
私たちは何を「リアル」と感じているのだろうか?
「バーチャルリアリティ」という言葉だってある。
そもそも言葉ってバーチャルなものではないか?
こうやって考えるとわからなくなる。
「その混沌をどのようにすっきりするか」も脳内の幻想ではないか?
とつい考えてしまうからだ。
思いあまってこれを作ってみた。
右下のTとLはどちらかを使う。
3×3×3の立方体に組み立てる。
これが一番簡単なような気がする。