第二回地球温暖化対策実行計画協議会の報告

まず、面白かった。

というのはワーキンググループで楽しく話し合いができたから。
具体的な提案とかは時間がなかったけど、いろいろな思いを語ることができたのはよかった。(50分ぐらいだったけど)

私達のグループは産業部門。どうことができるのか話し合った。
単に削減目標を立てても事業所には冷たい目標となる。
すでに努力して取り組んでいる事業所もある。そういうことが評価されないとだめだ。
市の方では各事業所にアンケートを実施している。
その結果とそれを利用してどう評価するのか。
まずアンケートの結果を見ると、
①かなり努力をしているので今後どのようなことをやったらいいのかわからない。
②脱炭素化と低コスト化との調和を図るべきであるが、多少コストが高くなるのは仕方がないという事業所が55%もある。
③すでに太陽光発電を導入している事業所が27%もある。
④ところが再生可能エネルギー導入については、それほど導入したいとは思わないという事業所が44%。
これはどう考えたらいいかという議論で、省エネと再エネを分けて考えていないのではないかという意見が出た。
⑤事業所が市へ期待することでは、補助金などの支援に対する情報提供・設備導入更新等の助成・対策事例などの情報提供・・・となっていて予想通り。

すでに取り組んでいる事業所はきちんと評価され、それ相応のメリットが無いとやる気が失せる。
とすると、このアンケートを利用してきちんとした評価をする。
そのためにはどうしたらいいのかということで、具体的な案がJクレジット
この言葉は初めて知った。

J-クレジット制度|J-クレジット制度とは温室効果ガスの排 …
これを読んでもあまり意味が分からない。
J-クレジット制度とは 仕組み・メリット・課題をわかりやすく ...
これは分かりやすかった。
各事業所(家庭)の省エネ・再エネに対する取り組みを数値化してクレジットに変換する。そのクレジットは交換することができる。クレジットの多い事業所は対策に取り組んでいる事業所として評価される。(ざっとした説明)
ただしこのシステムで利益を出すためには4年かかるという。
それなら市独自のシステムを作ったら・・・⇒GJクレジットだ!

と、こんな風にいろいろなアイディアが出てきたのだ。

事業所のメリットだけでなく一番のメリットはこういう取り組みをやることで、郡上市がとても住みよい町になれば、よそから移住して来る人たちが増え、人口減少や老齢化の問題も解決の見通しがつく。
それのためには教育や食や医療や交通・文化など安全と豊かさと結びつく必要がある。

他にも焼却場の建て替えやバイオマス発電所、事業所へのアドバイザーの育成・・・
などいろいろ出てきた。

ところでアイディアを出すのは良いけどこれを実現するためには緻密な計画と大胆な実行力が必要となる。それを担うのが事務局かな。大変だな。