笹船づくり

今日の寺子屋のテーマは笹船づくり。

こうちゃんに笹があるところを聞いたら、墓のそばにあるという。
車で取りに行ったらちゃんとある。
よく知っていたねと言うと、自転車で友達と通った時に気が付いたという。
どうやらお父さんと一緒に笹船を作ったので知っていたらしい。

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いっぱいとってきて、みんなで笹船づくりをした。
用水に浮かべたらすぐに壊れるのやら沈没するのやら。

 

「すみっこぐらし」の動物たちの変身した「わけ」や「願い」を聞いた。
エビフライのしっぽは食べてほしいという願い。とんかつも同じ。
いろいろなすみっこ暮らしのモノたちが次から次へと語られる。
恐竜なのにトカゲに変身している子、河童にあこがれているペンギン・・・
隅っこに生きているモノたちの気持ちに子どもたちは共感する。
その共感力に感動してしまった。

 

コクワガタをどうやって飼うかという話になって、いろいろ相談をしていた。
オスだけメスだけなので、交換をした方がいいということで。
コクワガタのメスを寺で預かることになってしまった。

 

昼から教区の僧侶研修会にオンラインで参加。
藤田祥道師による「『大乗非仏説・仏説』について知っておきたいこと」だったけど、大乗仏教の歴史発展過程を見事に解き明かしていて新鮮な学びだった。
仏教の持っている学びの発展の過程がわかり、なるほどと感心させられた。

私が持っていた概念は「仏の三身説」と「小乗に対する大乗の菩薩像」だったけど、それが見事に打ち砕かれた。こういう学びはワクワクする。
初期経典からの仏説の定義によって問答を繰り返しながら、仏説の真理性(広大性・甚深性)と実利性(無上智・無上菩提)によって深まっていく様子が、想像を超えるものだった。

このような探求をしておられる方が同じ教区におられたということを知らなかったことを恥じるばかりである。

仏教とエクリチュール - 東京大学出版会

を読まなくては。