昔からファイリングの仕方をいろいろ試みていている。
最初はカードだったけど、この頃はA4用紙に書いている。A4の紙(たいていは裏を使う)に張ったり書いたりしていると、今度はそれをどう分類したらいいのかわからなくなる。
そこでバインダーに閉じることにしている。これもテーマ別に郵便の袋にしたり、透明のファイルを使っていたけど、単純に見えることと入れ替え可能で写真のようなバインダーになった。
これだと見やすいし、中身を入れ替え・差し替え・付けたしも捨てるのもOK。
ところがこのバインダーの数がだんだん増える。
一定量たまれば、穴を開けてファイルに閉じて表紙に名前を書いていた。
これがたまってきている。
放送大学「人口減少社会の構想」を見ていたら、広井良典さんが大きな視点で人間の精神活動と産業の関係を述べていた。特に前5Cの精神革命(枢軸時代)のことを取り上げていたので、つい見入ってしまい、さらにネットで調べることになってしまった。
人口減少を前に社会構造が大きく変わりつつある日本では、さらなる拡大・成長を追うよりも、豊かなで幸せな持続可能な社会をめざすべきではないか
そもそも、前5Cに世界中で一斉に普遍的な世界宗教が開花する。
我が釈尊やソクラテス、孔子、ユダヤ教・・・これはなぜか不思議だった。
広井さんの説明によると、農業による土壌の浸食や森林の枯渇が起きてきていた。
→物質的な生産(拡大)の限界
→精神的・文化的な新たな価値を見出す必要
⇒精神的な喜び・幸福を求める普遍的な思想が生まれた
つまり農業革命による安定期に起こった世界的な運動だった。
それは、ギリシャ→ヘレニズム王朝
インド→マウリヤ王朝
中国 →漢帝国 (孔子の思想は力よりも文を尊ぶ。釈尊も同じ)
中東 →ローマ帝国 を生み出した。
土地の限界性は前5Cには明らかになっていたが、それを越えてしまったのが産業革命による工業化だ。
それには科学革命が大きな影響を及ぼす。
17C ニュートン力学・・・物質と力
19C ファラデー電磁気学、カルノー熱力学・・・エネルギー(工業社会)
20C シャノン情報工学・・・情報量を取り扱う→自立分散型システム(情報社会)
21C 生命=生命科学+生命思想(人生・生き方)
ここでこの列島の歴史を見直す。
ムラをすてる→マチをすてる→都市集中型社会(一極集中モデル)
⇩
地方分散型モデル
(そもそも東京が一番出生率が低く、沖縄が一番高い。)
神・仏・儒 ⇒ 国家神道 ⇒ 経済成長が神 ⇒ 地球倫理 ⇒ 鎮守の森コミュニティー(自然エネルギー)
以上面白かったのでメモっておく。