月日は百代の過客

方便とは譬喩であり、仏からの方便は譬喩を用いて私に伝わる。

そして、譬喩とは関手(矢印)である。

「月日は百代の過客にしてゆきかう年もまた旅人なり」

人生も旅。

 旅      →  人生           (一生)
  ↓            ↓              ↓
 宿  → 天地 → 山河   → 借りの宿 → 身体(一形)
  ↓     ↓     ↓       ↑      ↓
 過客 →〔  〕→ 過客たる私→  私   →〔  〕

客にとって宿のモノは私のモノではない。

使わせていただき、次に来る人に渡すモノ。

シェアした車椅子、手すりは返す。

車、家、そして身体も。

 

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母の92歳の誕生日。干し柿を全部自分で剥いてつるした。