鷲見大鑑の最後に署名がある。
梦保と書いてある。どう読むか悩んだ。
調べると梦は夢の異体字。
梦保は夢保ではないか。
では誰か?
系図を見ると一番最後の鷲見甚内と考えるのが妥当だろう。
彼は延宝騒動か遠藤家の改易で暇を出されている。
夢とつけたのも頷ける。
この梦保を調べるだけでも何日もかかっている。
友人が遠方から訪ねて来た。
何時間も話し合った。
苦労されたことが伝わってきた。
彼も尊敬する友人である。
うまく書けないけど、前に書いた鷲見氏との奇妙な因縁もある。
不思議としか言いようがない。
貴重な時間を共に過ごすことができた。
森という字を上下逆にして梦と書くことがあると聞いた。