〈あいだ〉を開く  レンマの地平 木岡伸夫著

表題の本を読み始めた。面白い。

例によって、書きながら読んでいる。

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前書きより

「ロゴス的」とはモノとモノとをはっきり区別し、分けてゆく態度のこと。「レンマ的」とは分断できない物事の〈あいだ〉を認めるものの見方、考え方。例えば「おかげさま」という縁起の思想(あらゆる事物はつながりあい依存し合っている)は私たちの普通の考え方。これは因果論とは異なっている。因果論は特定の原因がそれとは独立の結果を惹き起こすと考える。この考えで我々は〈あいだ〉を認めないで技術的な発展の道をつき進んできた。そこに日本の近代化の悲劇があったのではないか。

と魅力的に述べられている。

この「レンマの思想」を利用して次のことを計画している。

西田幾多郎の思想を理解すること
弁証法を理解すること
龍樹の論理を理解すること

 

それにしても私の脳の中はこのような状態である。

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