#仏教

幸仏信明

三部経で「幸」という字を検索したら、大無量寿経の中の讃仏偈の一か所しか出てこなかった。しかも、意味は「さいわい」ではなく「ねがい」。これはどういう意味だろうか? 幸仏信明 是我真証 発願於彼 力精所欲 幸(ねが)はくは仏(世自在王仏)、信明した…

「新しい領解文」について

恥ずかしながら今まで知らなかった。それにしても、これは大(事な)問題。ここから対話が始まればいいのだけど。聞くのに二日かかった。 「新しい領解文」を読んで、あれ?と感じ、さらに、ではわたしの信心とは?と深まっていくことを願っています。 煩悩…

親鸞ー生涯と名宝 

『 親鸞ー生涯と名宝 』が届く。京都国立博物館で行われている「親鸞聖人生誕850年特別展」の図録をネットで購入した。京都まで行こうと思ったのだけど諸事情で無理だとわかり、友人の紹介でネットで申し込んだ。 この本は厚さ3㎝で掲載資料はほとんどカ…

私が主人公の映画を見ている

福間義朝師のユーチューブを見ていたら、師が人生と映画の喩えを出された。この喩えは面白い。私に毎日起こることは私が主人公の映画を見ているようなもの。美しい景色もあるし、ドキドキするような場面も、悲しい場面もある。その画面にはすべてが燃えつく…

BBから因果関係へ

ブラックボックスから因果関係へという図式を作ってみた。 原因と結果をつなぐものがBBである。 このモデルを使って「因果関係」を探ってみよう。この「社会」の中に因果関係を見つけようとするのが人間の性である。このモデルでいうと、入力が決まれば出…

「魂の糧としてのコトバ」

忙しくて日記をつける暇もないくらい。 放送大学で「日本語リテラシー」をやっていて、かって「段落切りの法則」というのがあったけど、最近のSNSなどでは段落ではなく行あけが多くなったと言っていた。 私は試行錯誤の結果、①句点で行を変える ②段落で一字…

春の永代経の案内

4年ぶりに永代経を午前中から行います。

世話になった、ありがとう

母が「世話になった。ありがとう。今日往かしてもらで。」と突然言い出した。よほどえらかったのだろう。でも、訪問診療の時にはいろいろしゃべりまくっていた。 「鷲見氏・鷲見郷一覧」が納品された。まだ実物を見ていない。今夜配布の確認をする編集会議が…

今朝起きた時

今朝起きた時、これは大事なことだと感じて、それをメモしておこうと思ってペンを取ったけど、何も書けなかった。あれは何だったのか。夢だったのか。 でも、縁起とオートポイエーシスについてのことだったとは思う。このモデルなら一気にわかるというような…

行動と経験

「科学」と「生活」の違いは何だろう。科学の威力は生活を変えている。でも科学ですべてが説明できるわけではない。念仏者として科学をすべて肯定できるわけでもない。それに例の「絶対世界の有様を語る神秘的な狂信主義」もある。ヴァレラはこれを「行動と…

行為によって機構が産出される

書くという行為によって「理解」が産出される。私にとって、書くことが考えることであり、思考を産出していることであり、「理解」も産出している。 認知が所与の心による所与の世界の表象ではなく、むしろ世界の存在体が演じる様々な行為の歴史に基づいて世…

母の世界(意味の場)と私の世界(意味の場)

わけがわからないからいろいろ考えている。 母が何にも出来んようになったと嘆く。歩けるやないか、トイレにも行けるやないか、新聞もテレビも見えるやないか。外で花の世話が出来んようになったのが悔しい。やろうと思えばできるで。やる気が起こらんのや。…

絶対世界の有様を語る神秘的な狂信主義

『人工知能と宗教』を読んでいる。 人間は身体をもって生きることをつうじて、環境世界から自分にとって意味(価値)があるものを選びとり、自分の世界を構成しつづけているのです。このように、環境世界はつねに流動的で無限に転変していくものです。 「自…

私の回り道

最後の授業岐生研理論学習会。 久しぶりに一時間半ほど喋りまくった。自分の人生を語るように。まさに回り道の人生だった。 その回り道とはどういいう意味があるのか。「私たちの知恵は回り道として顕れる」ということ。その講座のパワーポイントのレジメ。 …

プチ法話会と宗教教育

息子の退院を迎えに行って帰ってきてからプチ法話会に参加した。 今回のテーマは「AIと仏教」 AIは急速に進歩するけど人間は進歩していない。いや退化しているかもしれない。ChatGPTというAIの試していて気がついたことを語った。「ICTの時代に仏教…

利他・煩悩・コモン・テクノロジー

世間はいろいろ変化している。 斎藤さんや中島さんの言いたいことは、人間はどうしようもない↝弱い存在↝だからこそ連帯できる↝アソシエーションをつくることでより能力を発展できる↝悪い面を抑え、良い面を発揮していくことで不完全なシステムを改善していく…

上田楽器店さんから頂いたもの

「鷲見氏・鷲見郷一覧」の二回目の校正版が出来上がったので白鳥印刷へ取りに行った。これで全体の構成は出来上がったと思う。⇨ 高鷲古文書を読ままい会(データファイル:PDF)後は中身の細かいところだ。土曜日の編集会議で検討する。コトやモノがだんだん…

郡上組「組だより」の原稿

二月締め切りなので、いろいろ悩んで書いた。 「南無阿弥陀仏」に助けられた 長善寺 釋文隆 何を書こうか悩んでいて、今はやりのChatGPTに聞いてみた。すると、 『「法話」は、この教団の信者が行う瞑想の一種です。信者は、仏教の教えを実践することにより…

来世の幸福よりも現世の幸福を?

年賀状を見ていると時々刺激を受けるコメントに出会うことがある。「100分で名著で『日蓮の手紙』を見て、宮沢賢治がなぜ日蓮宗なのかよくわかりました。来世よりも現世の幸福を考えていたのですね。」 なるほどと感じ、でも・・・と、正月のぼけた脳に刺…

107歳の生

福手豊丸さんの通夜のお参りに行った。御法話で聞いた豊丸さんの言葉は心に響いた。ここに記録しておく。 生きることは苦しい生きることは楽しい生きることは尊い 100歳になって聞こえなくても行事に参加していた。「何も聞こえんけど雰囲気からわかる」…

トリケラトプスの雪ダルマ

暮れから作ったトリケラトプスの雪ダルマ。恐竜好きの孫が喜ぶと思って作った。角はつららでと思ったけど、暖かくてつららが育たなかった。近所の子たちも見に来てくれてこれなんだと聞いたら、ちゃんとトリケラトプスと答えてくれた。 除夜会は近年ない暖か…

称名正定業

昨夜来の大雨で本堂の屋根の雪が滑り落ちた。今日は雪の中から大根を掘り出すこと、南天玉を作って本堂に飾ることをするつもり。雨で雪が重くなって除雪機が遠くへ飛ばせない。 梯実圓師の法話を聞いた。いいなぁ。 南天玉を作ろうと思ったけど大変なのでそ…

母宛に北海道の方からハガキが届く

その手紙に書いてあった一節が心に留まった。 「仏のこころを持てる心豊かな社会になってほしい」と、仏教を学ぶ意味が述べてあった。仏教を学ぶとは仏のこころを学ぶこと「学佛大悲心」そして、「彰隆住職の編した『ふるさと高鷲辛夷の記』に時々目を通して…

編集委員会と寺割り

まず雪かき 記念誌の表題は「鷲見氏・鷲見郷一覧」と決定。その編集委員会があった。表紙のデザインの検討と300冊印刷することと目次の表題を決定。なかなか素敵な表紙のデザインだと思った。校正は個人で分担して行うことになった。 目次一、 鷲見氏・鷲…

孫の子守とわくわく図書館

孫の子守で岐阜へ。百年公園で釣りの初体験。 孫と遊んでいると、この和讃が浮かんでくる。 平等心をうるときは一子地となづけたり一子地は仏性なり安養にいたりてさとるべし そして涙が出てくる。 遅くなって高鷲へ帰れずに八幡でわくわく図書館に参加。1…

「信じる」と「信心」 プチ法話会

今年最後のプチ法話会 テーマは「信じると信心の違い」最初に武田正文師の図を紹介。 信は一方通行ではない。でもこの他者からの働きかけがなかなかイメージできない。その例として中日新聞の深尾和弘さんの記事を紹介。これが涙が出るくらい素晴らしい。 そ…

「最高の知」とは?

ただし「人間にとっての」という条件が付く。この問題は「知・情・意」から出てきたもので、知には知識だけでなく、分析力、総合力、暗黙知や身体知なども含む。もう一つ関連があるのが、「無知、不実、無力な凡夫」という自覚には自己肯定感が無いのでない…

ユーチューブ見まくり

昨日、郡上市地球温暖化対策実行計画協議会があった。最終回だから感想を書こうと思ったけど、気力が湧いてこない。で、他のことをしてしまった。 ユーチューブを見まくることだ。仏教と心理学の関係は、「不安」を取り上げた連研以来のテーマ。 午前中はオ…

18期連研の総括

18期連研の総括を考えてみた。 すぐに忘れてしまうので、記録しておく。 連研全体の反省①参加者がだんだん少なくなってきた。 なぜだろう。 ②連研の目的は達成できたのか。 ③持続可能な連研にするためにはどうしたらいいだろうか。 ④参加者の求めるものと…

普賢の徳

三帖和讃を毎日歌うようになってもう何年になるだろうか。すでに覚えがない。時々涙があふれる時がある。 今朝の頌は 安楽無量の大菩薩一生補處にいたるなり普賢の徳に帰してこそ穢国にかならず化するなれ これの左訓 われら衆生、極楽に参りなば、大悲大慈…