#教育

数学に取り組むことは禅定と同じ?

あれからIMO2004の第一問を毎日考えている。こういう図形の問題に取り組むことは、禅定と同じことだと感じる。最初に問題自体を自分のものにする。問題が目の前に無くても頭に浮かぶようになったらようやく考えることができる。次にいろいろな仮説が浮かんで…

人人唯識

「私はマイノリティである」と考えると、既にマジョリティとマイノリティを分ける考え方に囚われてしまう。どうしたらマジョリティに属すことができるかとかと考えてしまう。 唯識によると、そもそもそんな分け方は幻想である。そしてみんな「人人唯識」なの…

メビウス・カライドサイクル

これは面白そうだと感じて作ってみた。作ってわかったけど、カライドサイクルをメビウスにするとしっかりと固定される。固定されているのに回転は自由なのだ。これはいろいろな応用ができそう。 こういうのはとても面白いと思う。遊びに近い。(これは最大の…

「問題が大切」を位置づける

今まで考えてきたことを例によって図で位置づける。もちろん回り道へ。単に「問題」ではなく、様々なコトから問題となる過程が広いということだ。 そして、単なる「解決」だけではなく、そこから新しい問題が生成される。そういうことだったのかと腹に落ちた…

「映画を早送りで観る人たち」

この頃よく図書館で本を借りるようになった。その一冊に「映画を早送りで観る人たち」稲田豊史著がある。 この本によると、映画や動画を早送りで再生して見る人がいる。若い人だと50パーセントを越えるらしい。実は私もやっている。今までのビデオだと早送…

「鷲見氏と東氏」「問題を大事にする」

雪だと思っていたら雨が降っている。 二つ論文を書いた。数学と歴史 334、解き方よりも問題自体を大切にすること ・・・学びは「わからない」ことから出発する (2024.1) これを書いていて問題が浮かんできた。「なぜ問題が解き方よりも大事なのか…

学びは「わからない」ことから出発する

中日新聞1月17日に出ていた岡崎勝さんの記事「子どもってワケわからん」が面白かった。 分からないから「わかりたい」「面白そうだ」と好奇心を持つ。「そういう子どもの好奇心をどうやって見つけ、拾うのかが大切」まさにその通り。問題ができずに泣いて…

50年前の手紙

お経がうまく言えずに、まわりが心配して病院へ行けという。孫が「ちゃんと行ってね」と言うので思わず約束をしてしまった。仕方がないのでしぶしぶ行ったら、ほとんど待ち時間。午前中いっぱい病院で待っていた。明日検査、来週診察。午後も別の病院。こち…

深い河 遠藤周作

やっと正月用の内敷を片付けた。四人目の中島岳志さんの紹介した「深い河」は図書館で借りて読んで今読了。 「神はどこにいるのか」という問いは「私とは何か」に通じる。そして神が主語となり、神が私を捨てないのだと転換する。 中島さんが番組で紹介した…

杉本五郎「大義」

老眼鏡を買った。「深い河」を読む。 杉本は1900年の生まれで、陸軍士官学校を出て将校になった。満州事変・日中事変に参加し戦死。「大義」は四人の息子に向けて書いたもので、死後(1938年)発表され、130万部の大ベストセラーになる。 彼は禅…

ニコライによる正教会の布教

昨日大和の足湯へ行ってから孫の長靴と雪止めカバーを捜した。 「ニコライの日記」という貴重な記録がある。函館から東京へ来たロシア正教の司祭ニコライ・カサートキン の日記である。カソリックとプロテスタントが日本に影響を与えたことは知っていたけど…

三つのC(ケアのはたらき)

この時期は、毎年東海北陸地区セミナーに参加していたのだけど、今年は母たちのこともあり行くのをあきらめていた。ところが、能登で大地震があり、北陸の多くの地域の方々が被災をされ、現地(富山)での開催ができなくなって急遽のオンライン開催になった…

100分de宗教論

二日は忙しくて見えなかったので、NHK+で見た。(9日までは大丈夫)1.5倍速ではなく、等速でしかも二回見た。二回目はメモを取りながら。(止めてメモしていたから何回も)メモはA47枚。 宗教から見た日本の近代化の歴史私たちにとって宗教とは何か 近代…

36年前の数学の授業について

同窓会で数学の授業の話が出た。面白かったと言ってくれた教え子と、なぜ面白かったのか、どこが面白かったのか話し合った。36年前のことなのによく覚えていて感心してしまった。彼は難しい問題を出したら、夜のうちに解いて次の日持ってきた。ところが、…

「じょうぶな頭」とは

正月はいつもの通り忙しかった。ホッと一息ついた三日に教え子の同窓会があった。懐かしい同僚とも会っていろいろな話が聞けた。 本当は話を聞かなければならないのに、自分が話す方が多かったことを反省している。語ったことの中に「かしこい体とじょうぶな…

「かしこい体」と「じょうぶな頭」

除夜会の準備をした。 「かしこい体」は感覚を育てる事。「じょうぶな頭」のイメージは何だろう。養老先生が見事に表現している。ネガティブ・ケイパビリティ(凡夫の自覚)だ。 「煩悩具足の凡夫が救われるとはどういうことか」を何十年も考える人はまさに…

否定の中に肯定をつかむ

外は雪が降っている。 「この囚われから脱出するには、まず無力感を感じた時に、この前提が間違っていたことに気がつくこと。そして、「弱い自己」を認めること。」 と書いたけど、これは自己否定であり、人は無意識のうちに自分を守ろうとするから、とても…

オタクと凡夫 モリス・バーマン

たまたまNHK+を見ていたら、バーマンのインタビューがあったので見た。 これがなかなか面白い。1945年以来日本は米国の精神的植民地となっている。つまり、米国と同じ消費社会になっている。(アメリカ型資本主義)これは幸福とはお金と財産を獲得する…

あまごクラブ CDアニメーション

11月30日にやる予定だったあまごクラブを今日やった。子どもたちは3名。何と大人が9名。市の方からも訪ねて下さったが、人数の多いのに私もびっくり、子どもたちも躊躇していた。皆さん私の知り合いだった。 今回のテーマは「コマ」をCDで作ること。導…

教室のストーブ焚き当番

雪が降り出した。ストーブを焚きながら60年以上前のことを思い出している。 秋になるとスギ葉を集めて学校に持っていくという課題があった。このスギ葉はダルマストーブの焚きつけに使う。そして中学校の時は薪運びもあった。校舎の窓の下に積むのだけど、…

ナタデココin長善寺

ナタデココの5名の方がはるばる東京から寺に尋ねてこられて、国際交流のプログラムをやっていただいた。 ナタデココin長善寺 (掲示板に貼りだしたもの) 「国際交流を体験する」プログラム 13:30-13:35 導入(自己紹介)、多様性とは?13:35-13:45 ジブ…

やりたいことがいっぱい

やりたいことが次から次へと出てくるのは有難いことだ。 役場でコピーしてもらった各地区の小字地図をスキャンして鷲見郷一覧に載せてみた。字が小さくて見えにくいけど、何とか載せることができた。 ・鷲見郷一覧① 鷲見郷のある所の地形と気候・縄文時代の…

報恩講の準備とナタデココ

報恩講の準備は寺の中だけでない。落ち葉集めと庭木の剪定をしていたら、子どもたちが下校をしてきた。いつものようにいろいろな情報交換。 報恩講のこと、孫が来るから一緒に遊ぼうとか、お姉ちゃんが陸上の大会に出場するとか・・・ そこで「ナタデココが…

「不登校の子 寺においでよ」

中日新聞に載った記事 「不登校の子 寺においでよ」という見出しが面白い。これは記者が考えた見出しで、なるほどと思う。これが実現したのは、高鷲小学校の曽我部校長が平さんと出会わせてくれたから。コモンを発見し、それを活用していくのは人だから、人…

さんさんハウス意見交流会

午前中意見交流会があり、いろいろな発見があった。参加者は小学校の曽我部校長とひるがのの和田屋のまち子さんといつものメンバー。 この頃、コモンという言葉を使ってモノゴトを見る癖がついている。コモン(共有財産)とは、報恩講であり、祭りであり、ヒ…

自治とコモンを取り戻せ

わくわく図書館があった。今回読んでいる本は『コモンの「自治論」』の一回目。 次のような調査がある。驚きの結果だ。 日本財団「18歳意識調査」第20回 テーマ:「国や社会に対する意識」(9カ国調査) | 日本財団 (nippon-foundation.or.jp) これを見ると…

干し柿づくりに4時間も夢中になれたのはなぜだろう?

私自身が面白かったけど、子どもたちはなぜ取り組んだのかを振り返ってみる。 思いつくことを書くと①柿の木から直接切り取るところから始まった(紐を付けれるように枝を切る)②お寺の中でみんなで共同の作業をした③苦手なコトを自覚し、自分のやれることを…

干し柿作りを子どもたちと

今年は柿が豊作。今まで母がいつも剥いてくれていたが、今年はどうしようと悩んでいた。月曜日に高鷲小学校の校長室であまごクラブの平真未さんと出会い、話していて急遽干し柿づくりをやろうということになった。 11時に集合。子どもたちは赤ちゃんを入れ…

「プチ法話会」と「ロータリーの卓話」

さすがに二回話すと疲れるようになった。 プチ法話会は「母との一年4か月と仏とはどういう人か」三七日で娘が、仏になれるっていうけど仏様ってどういう人と聞いたので浄土和讃にある言葉を紹介 (4)智慧の光明はかりなし 有量の諸相ことごとく 光暁かぶらぬ…

干し柿作りを子どもたちと

母と一緒に干し柿を作ってきたが、今年は剝く人がいない。清司さんに聞いたら欲しいと言われたけど、今年の柿の出来は豊作で余ってしまう。どうしようかと思っていたら、あまごクラブの平さんが子どもたちといっしょに干し柿づくりを寺でしたいと言われた。 …