2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

情動のラベリング

原因帰属についてまだ書きたいことがあった。 それは情動のラベリングについてで、原因と結果の逆転についてのこと。 これはジェームズの有名な命題からきている。 「悲しい → 涙が出る」 のではなく、その逆であるという命題(仮説)。 「涙が出る → 悲しい…

二次方程式は必ず因数分解できる!

久しぶりに「はまぐりの数学」を更新した。 夕べ「ナゾロジー」というサイトを見ていて、面白そうだと思ってそのまま寝てしまった。朝起きて書いてみるといろいろな疑問が出てくる。それを試していたら、いつの間にやら構想できて2時間ほどでサイトに書くこ…

原因と結果

原因帰属の要因について 「なぜ~したのか」と原因を探るときにおこる問題 実は原因は無限にある。 原因をどのように考えるのかということで、心理的に大きく異なる。 それは3つの視点で表される。 ①内的な要因によるか、外的な要因によるか ②特異的な要因…

病・感染症と社会文化への影響

放送大学で新型コロナウイルスについての対策をやっていた。 その中で心に残ったもの(面白いと思ったもの)を記録する。 人類の歴史での疫病とその影響のついての考察(大山泰弘先生より) ペストは都市化、梅毒は大航海時代のアメリカから、コレラは帝国主…

47年ぶりの再読

夜トイレに行くせいか昼間めちゃくちゃ眠くなる時がある。昨日は孫の検診のため病院へ行ったが、その後遊んでいるときに眠くなり寝てしまった。せっかく一緒に遊べる時なのに。 同様にTVを見ているといつの間にやら眠っている。だから脳が働いているのは、…

栗きんとんを食べた

栗を拾ってきて、栗きんとんを作って食べた。 剥いて渋を取るのが大変だったけど、秋が口いっぱいに広がった。 ちなみに拾ってきた栗の半分が虫食いだった。 おこぼれをいただく栗の香ばしさ

プチ法話会 寒念仏和讃

今日は6名の参加。 今年の郡上踊りは中止だったので、げんげんばらばらを唄った。 念仏おどりが盆踊りの起源であること、げんげんばらばらと江州音頭との関連。 げんげんばらばらの唄の解説。 そして、寒念仏和讃を唄ってその解説。 例えば、「機法一体」衆…

永代経は午前中のみ

永代経が終わった。 午前中のみ、お茶も出さないというものだったけど、20名以上の方が参拝された。 席をできるだけ離したのでほぼ満席。 いつものことだけど、終わるといろいろな方と話す。 これが楽しい。 法話の感想も聞ける。 午後からは墓掃除と栗拾…

抽象と具体

昨日の続きを考えてみた。 「理論」と「例」の対比である。 理論を理解するときに例を出すとわかりやすい(イメージができる)。それは理論を創る(モデルを造る)時と逆になっている。 つまり、抽象と具体の相互交流であって同じものだと感じた。

数学はなぜ勉強するの?

チコちゃんが、「中学校で習う数学は人生で一度も使ったことがないのになぜ勉強するのか?」と質問した。 チコちゃんの答えは、「論理的な思考力を養う(身に着ける)」ため。 ちなみに算数は計算力を養うため。 西成教授が説明していたその理由はすべて「例…

20日(日)に永代経厳修の予定

永代経は午前中だけ行う。 お勤めと法話だけの簡単なもの。 法話はコロナで変わったこと→リモート→100年前のスペイン風邪→過去帳から→シャボン玉の歌→孫の世話→転んでもただでは起きない→寒念仏和讃と江州音頭→げんげんばらばらの歌詞→寒念仏和讃を味わう…

「醜いアヒルの仔の定理」と「繰り上がらない二進法の和」

本を再読していると、昔のアイディアがさらに進むことがある。 例えば、「醜いアヒルの仔の定理」という数学の定理がある。これは「相同・相似」と「差異・差別」を比較するためで、本来差異はなく人間が勝手に作り出したものととらえていた。それは差別がな…

思い出と記憶と追体験

母の願いは家に入ること。当然の願いなのだが、いろいろあって悩ましいところだ。でも、そうしなければならないしそうなるだろう。 先日、高校の同級生の友人が訪ねてきた。何十年ぶりだけど変わっていなかった。いろいろ話しているとすっかり忘れていること…

関手を考える意味

圏と圏との間の関手を考える意味を探ってみる。例えば、以前とり上げた量の世界から数の世界への関手は次のように互いの世界を指し示す。ここで⟿は関手、→は射、↦は関数を表す。 〔量の世界〕 〔数の世界〕 時間 → 距離 ⟿ a時間↦ askm ガソリン → お金 …

間違える法則

時々昔読んだ本を再読する。 圏論を読んでいると、考え違いや間違いに気が付く。また、数学とは何だったのか気になる。そこで「数学理解の認知科学」を再読。中身はすっかり忘れている。 この中に、間違える法則というのがある。間違える原因を探っていくと…

モデルについて

診察を受けていても途中で受診をしないと再診察で「選定療養費」を取られることが分かった。半日病院。 「圏論の歩き方」を読んでいて、具体例も立派なモデルではないかと気がついた。つまりモデルは「抽象化されたモデル」と「その具体例のモデル」の二種類…

矢印(射)の使い方

朝日新聞で鷲田精一氏が折々の言葉を書いている。短い文だけど理解できないときは矢印を使って構造をつかむようにしている。 こうやって矢印を書かないと理解できない。でも、とても面白いと感じる。 「ザル」がどんどん変化している。 もう一つ、 げんげん…

正しくない例えの例

雨の合間をぬって畑を耕し、雑草を抜いて、石灰と肥料をまき大根の畝を作った。 雨が降り出したら、圏論を教育に使うことが私の大きな目標なので、モデル化のトレーニングのための「正負の数」は良いアイディアだと思って、その授業過程を考えて記録した。書…

わかる文脈

病院の待合室で現代思想「圏論の世界」を読んでいたら、とてもよくわかる論文に出会った。谷村省吾先生の「科学の書き言葉としての圏論」。 これがなぜわかるのか? よくわかる ←→ わからない 自分の文脈に合う 合っていない (歴史的に述べられている) 新…

外の仕事

涼しくなったので外の仕事を頑張った。まずインゲン豆の支柱を立てた。この種は近所の人から頂いたもので、何年も種をつないでいて、珍しいものだという。もうツルが伸びていた。 作物はいろいろなことを自ら表現している。写真を撮ったのは来年参考にするた…

表現とは譬え

さっき、お夕事で教行信証を読んでいたら、次のお言葉が目に留まった。 しかれば凡小修し易き真教、愚鈍往き易き捷径なり。 (このようなわけで、 浄土の教えは凡夫にも修めやすいまことの教えなのであり、 愚かなものにも往きやすい近道なのである。) 浄土の…

認識の仕方としての圏論の応用

今イチジクの収穫が最盛期。いつもはヒヨドリたちにつつかれて、ほんの少しの御こぼれだけをいただくだけだけど、今年は少し色づいたイチジクを袋で覆うことにした。すると、鳥たちには食べられないようなので無事収穫できる。今までで一番多い収穫と喜んで…

「モデル化」を学ぶ教材

中学校一年生で「正負の数」を学ぶ時、ほとんどの人がそのモデルを使いながら教える。定義・定理から教える人は多分いないだろう。その方がわかりやすいからだ。 ①ではどのモデルを選ぶか? ⇒ 【正負の数のモデル】 ここで分かれる。今まで私は「赤と黒のゲ…

竹内常一先生のこと

「教育への構図」竹内常一著 を再読している。 というのもここの所「全能感」について調べていたからだ。 この本の中に、60年代の地域破壊と家庭解体の結果、 文化としてのからだが未確立で、遊び、労働する自由を奪われ、仲間のなかの自治的世界を失った…

仮名手本忠臣蔵五段目・恩愛の二つ玉

夜中に何度もトイレに起きて、4時ごろから眠れなくなり起床する。そして、頭の働くのが起きてから2時間ぐらいなので勉強。それ以後は、身体を使う仕事だけ。 こんな毎日。でも、今日は起きたら5時だった。久しぶりに6時間連続で眠れたらまだ頭が働いてい…

圏論をまとめてみたい

圏論について今まで書いてきたことを振り返ってみる。 こうやって振り返ることができるのがブログの良いところ。振り返ってみると、「アナロジー」は私のわかり方の基本だったから、圏論の周りをさまよっているのも必然だったのかもしれない。 ブログの整頓…